通夜と葬儀
14日に通夜、15日に葬儀がしめやかに行われました。
通夜には、彼の教えを受けた多くの中学生、高校生、大学生、社会人が集まりました。県職員という立場からそうした関係者も多く参列し、それでも式は粛々と進められていきました。
通夜の席上、彼のご尊顔を拝見いたしました。少しはれぼったい表情からは無念な気持ちを読み取ることができました。そうでしょうとも。まだあなたにはやらなければならないことがたくさんあったはずです。
あまりにも早いご逝去に、言葉もありません。
葬儀には県知事、県議、防災対策関係の方々、消防、自衛隊などの幹部の方々が来賓として参列されました。ここでいくら彼をねぎらおうとも彼が帰ってくることはありません。せめて今後の補償の問題、遺族の生活問題を十分に配慮して欲しいものです。
偶然とは恐ろしいもので、先に同窓会を主催した同級生の姪のご主人がこの事故で亡くなられました。失意のメールを送ったところ、驚いた彼が連絡をしてきました。
奥穂高という険しい山々に入られる登山者の方々。どうかこうして命をかけて仕事をしている人のことも考慮して欲しいと思います。昨今、ご高齢の登山者が増えているようですがこの事故の翌日にも滑落事故があったそうです。
喪主とつとめられた奥様が葬儀の最後に挨拶をいたしました。こうした日が来ることを覚悟しておくよう生前の彼に諭されていたそうです。そしてそれが現実になってしまった。どうか今後の救助活動に彼の死を無駄にしないで欲しい、と。
出棺が終了した際、上空を戦闘機が通り過ぎました。まさかこの時間に合わせて飛んでいるわけではないでしょうが、彼を見送る演出の一つに思えました。
きっと彼は天国でもバスケをやっていることでしょう。そして生前そうであったように多くの仲間に囲まれてにこやかにバスケしていることと思います。
三好さん、いままで本当にありがとうございました。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
最近のコメント